Case Study

中継センター物流

株式会社LIXILトータルサービス様

困難な市場環境を乗り切るために。
柔軟な配送やオペレーションで得た、効率化やコスト抑制。

人手不足や物価高騰の中、どうやって業務効率化やコスト抑制を図るのか。
住宅用の建材や設備を販売・施工する事業者が、グループ会社の物流だけに頼ることなく、より信頼性や利便性の高い配送を実現しました。

株式会社LIXILトータルサービス様
  • 課題

    • 自社単体では物流に割くリソースに限界があり、さらなる配送能力アップや業務効率化を思うように図ることが難しい。

    • 荷物の到着時間が明確にできないなどにより、現場の工務店に負担をかけることもしばしばあったため、自社の営業担当が現場で荷受けに立ち会うケースもあった。

    • ただ現場に運ぶというだけでなく、配送依頼や完了報告等の業務運用、あるいは住戸内搬入等の多様な条件に柔軟な対応をしてほしい。

  • 効果

    • 各エリア共通の整理された価格体系で、わかりやすく依頼しやすい。コスト高騰の潮流の中で、営業効率UP含め全体としてのコスト抑制につながった。

    • 納品日の厳守はもちろん、日程変更などにも柔軟に対応。現場での荷下ろしを安心して任せられ、営業担当者らは本来の職務に専念できるように。

    • エリア共通の発注フォーム設定、納品の完了報告、当社内システムに即した締め処理などに対応。独自の現場配送スキーム構築により、LIXILトータルサービスの業務効率化、そして信頼性や顧客満足の向上にも寄与。

物流機能を有せずとも、配送を強化するために

当社では、主に一般住宅向けのLIXIL製品を取り扱い、新築・リフォームあるいは法人・個人を問わず、販売から工事、メンテナンスなどまでワンストップで対応しています。このサービスを全国一律でご提供できる点が強みです。企業理念である「Quality First」に基づいた業務や、お客さまに近いところできめ細かなサービスをご提供する姿勢で、品質や顧客満足度のさらなる向上を図っています。また、オフィスビルやホテルなどの非住宅現場にも対応しており、様々なニーズにお応えできるよう取り組んでいます。

ただ、自社単体での物流機能では限界もあるため、以前は「納材現場が新築か、リフォームか」あるいは「配送カバーエリアやコスト効率」を考え、状況に応じた配送手段の選定が必要でした。このため、配送体制強化により、さらなる配送能力アップや業務効率化を考えるようになっていきました。新たな事業パートナーを探していたところ、グループ会社から紹介されたのがホームエコ・ロジスティクスです。住友林業の物流を担われてきた実績から安心感があったため、すぐに問い合わせてトライアルを実施させていただくことになりました。

長谷川 肇 様
アカウントセールス部 営業管理グループ
グループリーダー
長谷川 肇 様

利便性や正確性、高品質の理由を実感したトライアル

当時、関東で配送ニーズが増えていたことから、トライアルは埼玉県で実施することにしました。その際、埼玉全域を対象に、配送アイテムと輸送方法によって単価を設定し、わかりやすい価格表をご提示くださいました。そのため、実際のコストが明確になり、「これならスムーズに利用できそうだ」と感じたことを覚えています。そして費用感も、期待していた以上に抑えられました。

また、配送依頼について当社独自の帳票や、LIXIL製品を運ぶのに適した配送依頼書を利用していただいたり、納品の完了報告や締め処理の方法なども当社システムに合わせてくださったりと、フレキシブルに対応いただけた点も大きな評価ポイントでした。特に、完了報告では指定したスペースへ荷物を置いた写真を添えて提出してくださるため、本当に安心です。トレーサビリティの観点からとても有効で、お客さまからの問い合わせにも明確に回答できています。

トレーサビリティに関しては、こんなエピソードもあります。それは、ある大雪の日に荷物が濡れて梱包が傷むという事象が発生したときのことです。「いつの便で、どういった行程を経て、どの現場へ、何時に届け、どこへ置いた荷物」だったのか。そして、一緒にトラックへ積んでいた別の荷物まで把握されていることに驚きました。その際の、原因を追う姿勢、真摯なご対応、そして日頃の積荷の取り扱いに関する再度のご説明などから、高品質な配送を実現されている理由をあらためて実感しました。

トライアル実施にあたり、「中継センター」といわれる製品の一時保管・仕分を目的としたTC(トランスファーセンター)へも伺い、その状況を拝見したときも感じ入りました。まず、中継センターの内部がとても「きれい」だったこと。私も物流倉庫で働いていたキャリアがありますが、事務所や倉庫はきれいであるべきと思っています。パレットの整理状態や、区画や通路の作り方など、いろいろと拝見して整然とした状態に驚きました。その後、事務方の皆さまと打ち合わせをした際に倉庫併設の事務所の様子も拝見し、やはりきれいに整えられ仕事をされているのが好印象でした。同じく中継センターに伺った現地責任者も、そこでの荷捌きの様子や荷物の保管状況を拝見して、「高品質だ」という印象を受けたようです。

イメージ写真
※写真はイメージです。

安定稼働・急速拡大した約5年、現場の評価は「抜群」

約1年のトライアルで、正確な配送や取り決め通りのオペレーションを遂行いただけると確認。埼玉でフレキシブルに対応いただき構築した受発注フローをベースに、それを横展開する形で本契約へと移行しました。その後4年ほどで、配送エリアを一気に拡大。現在、埼玉県内での配送はほぼ100%依頼していますし、関東では他に東京西部、栃木と千葉の一部で配送を依頼しています。また、愛知県を中心とした中部エリア、北陸3県、そして関西にも拡げているところです。 年間1,000件ほどの配送を依頼するようになっていまして、エリアが違っても価格表に極端な差もなく、本当に助かっています。

まずメリットを実感しているのは、やはり安心・安定した配送です。5年ほどの取引の中で大きなトラブルはありません。納品日を厳守くださるのはもちろん、お客さまのニーズや現場の進捗に応じて配送日程の変更や荷下ろしスペースの指定にも柔軟に対応いただいています。また以前は、当社の営業担当が現場で荷受けに立ち会う必要が少なからずありました。到着時間が明確にできず、現場のお客様との荷下ろし調整が難しかったからです。彼らの本来の仕事は営業活動です。現場配送関連の業務をお任せできるようになり、営業担当者らは本来の職務に専念できています。搬入の技術も確かですし、安心してお願いできています。実際、ホームエコ・ロジスティクスの仕事ぶりに対して担当者から「抜群」との声を聞いています。

埼玉エリアでトライアル 4年間でエリア拡大 年間約1,000件の配送を手配

共同配送のメリットを実感、便利なオプションサービスにも感心

コスト増加の抑制にもつながりました。物価高や人手不足が物流業界でも問題となり大幅なコスト増加が避けられない中、当社では小幅な増加に留められていると思います。これは中継センターを活用されたホームエコ・ロジスティクスの共同配送システムの効果と考えています。引き揚げる荷物の管理なども正確にされているのを拝見し、効率的な物流業務を実践されていると感じています。

こんなエピソードもあります。1枚のパレットに当社と他社の発注品が混載されて、まとめてホームエコ・ロジスティクスへの幹線便で運ぶことがあります。すると、中継センターではお客さま別に製品を仕分ける作業が必要です。この作業もオプションサービスとして、一定の仕分料金で引き受けてくださいました。倉庫作業でも型にはまらない柔軟な対応をしていただき大変感謝しています。

長谷川 肇 様

さらなる利用拡大を見据え、前向きに相談したい

当社の経営層も高く評価しており、今後も配送依頼するエリアを拡大していきたいと考えています。具体的に検討しているのは九州・中国地方のエリアで、配送カバー範囲とコスト抑制がポイントになりそうです。また、すでに実施している北陸3県でも、物量が小さめな案件がまだ多くあり、効率的な配送のためにホームエコ・ロジスティクスの運送会社ネットワークを活かしたサポートをいただきたいと考えています。現在は洗面化粧台やトイレ、をメインに運んでいただいていますが、別の品目を依頼することも検討中です。前向きにご相談させていただければ幸いです。

関連するサービス

お客様プロフィール株式会社LIXILトータルサービス様

本社所在地
東京都墨田区錦糸1-5-14
事業内容
約300社の関連企業で構成され、住生活に関連する事業を幅広く展開しているLIXILおよびグループ会社。その中で、住宅用およびビル用の住宅設備機器・建材の「販売・加工・施工・アフターメンテナンス」や、「建築工事の設計・施工管理および請負」などを展開。「Quality First」を企業理念に、LIXILブランドを選ばれたお客さまへ、高品質な工事・取付・メンテナンスで「安心」と「信頼」の付加価値を提供しています。